なぜStrategyQuantXとMT5でバックテスト結果が違うのか?その理由と正しい活用法

その他

EA(自動売買ツール)を作成・検証する上でよくある疑問。
StrategyQuantXでいい成績なのに、MT5でテストしたら成績が下がった…なんで?

このズレ、実は**初心者が最初につまずきやすい“落とし穴”**です。
でも安心してください。これは正常な現象であり、

むしろ“ズレるべき”

なんです。
この記事ではその理由を徹底的に解説し、両方のツールの正しい使い方まで紹介します。


✅ 1. ヒストリカルデータの違い(最重要)

まず、SQXとMT5で過去の相場データ(ヒストリカルデータ)そのものが違うのです。

項目StrategyQuantXMT5
データ元Dukascopyなど(高品質ティック)使用ブローカーの提供するデータ
粒度ティックレベル(1秒未満)M1やM5、またはティック(要DL)
クリーン度高精度で整備済みスパイクやギャップのあるケースも
一貫性開発に最適化現実に近いがバラツキあり

つまり、そもそも「同じ過去の相場」を見ていないので、結果が変わるのは当たり前です。

StrategyQuantXではDukascopy(デューカスコピー)のデータを使用しております。


✅ 2. データ分割(Data Range Parts)の有無

StrategyQuantXでは「過去データを分割して使う」という非常に高度な検証が可能です。

  • 学習:50%(EAを作る)
  • バリデーション:30%(過剰最適化のチェック)
  • テスト:20%(未知の相場で性能確認)

MT5にはこの仕組みはありません。
そのため「全期間での一発勝負」になりやすく、ロジックの汎用性や耐久性のチェックが難しいのです。

このサイトでもDataRangePartsの使い方は説明しておりますが、サクッと知りたい方は本家のサイトをご確認下さい。

Data parts – what they are and how they could be used? - StrategyQuant
What are these periods and what are they good for?

✅ 3. スプレッド・スリッページの扱い

項目StrategyQuantXMT5
スプレッド固定(カスタマイズ可)実際の変動スプレッド(ブローカー依存)
スリッページ初期設定ではなし実装により変動可能

特にスキャル系の戦略ではこの差が命取りになることも。
「SQXで勝てたけど、MT5でズタボロ」なんて時は、ここが原因のことも多いです。


✅ 4. 注文実行の違い

  • SQXは「理想的な環境」での注文処理を前提
  • MT5は「実際のMT環境に近い仕様」で実行

そのため、インジケーターのタイミング・注文確定のズレ・価格滑りなどが発生し、結果に差が出ます。


✅ 5. ブローカー仕様の影響

MT5のバックテストは、使用しているブローカーの仕様をモロに受けます。

  • ロット制限
  • 最大ポジション数
  • スワップ
  • レバレッジや手数料
  • 実行スピード など…

StrategyQuantXはあくまでブローカーに依存しない理想環境を想定しているため、現実とのギャップは当然出ます。


🤔 じゃあ、どっちを信用すればいいの?

答えはズバリ「どっちも必要

ツール役割
✅ StrategyQuantXEAの開発、強いロジックを探す、過剰最適化を避ける
✅ MT5現実に近い環境での最終チェック、実践運用前の確認

✅ 結論:ズレてOK。むしろズレなきゃ危ない!

StrategyQuantXで最高のEAを作っても、それが実際のMT5環境で通用しないなら意味がありません。
逆に、MT5でしかテストしていないEAは、

ただの「たまたま過去に勝てた戦略」

かもしれません。

だからこそ、StrategyQuantXでロジックの骨格を作り、MT5で現実に耐えるかを試す。
この2段階こそが、“勝てるEA”への王道です。


🚀 まとめ:両方使いこなすことで真価を発揮する!

  • SQXは開発&検証特化のプロツール
  • MT5はリアル運用シミュレートの現場ツール
  • ズレるのは当たり前、でもその差を理解することが勝率UPのカギ
  • 最初は難しく見えても、やればやるほど奥深い

📣 最後に

「SQXで作った戦略がMT5で動かないから失敗」ではありません。
そのズレを見て、どう修正し、どう耐久性を上げていくか。
これこそがEA開発の醍醐味であり、SQXとMT5の“最強コンビ”たる所以です。

あなたも、ぜひStrategyQuantXを使って「未来を戦うEA」を開発してみてください!