StrategyQuantXの基本機能5項目をはじめてもわかるように解説

SQXを使うメリット

EAが自動で作れるだけじゃない!StrategyQuantXの魅力5選

StrategyQuantXはEAを自動生成するツールとして知られていますが、それだけではありません。

このツールは、アイデアを生み出し、検証し、最適化し、分散し、最終的にチームを組むところまでをサポートしてくれる、まさに”EA製造ファクトリ”です。

この記事では、StrategyQuantXの中核をなす5つの基本機能に範囲を縛り、それぞれの役割と違いをわかりやすく解説します。


◼ Builder(ビルダー)

ここは、EA(自動売買プログラム)を生み出す“アイデア工場”です。

あらかじめ設定したルールや条件(たとえば、「トレンドに乗る」「逆張りで入る」「移動平均を使う」など)をもとに、無数のEAを自動的に生成してくれます。
しかも、人間の思いつかないような組み合わせでロジックを構築してくれるのがポイント。

例えるなら「ロジック職人が100人くらい同時に働いてくれているAI工場」。
初心者でも、プログラミングなしでEAを量産できるのが最大の魅力です。

🔧 主な用途

EA生成スピードや精度はPCスペックに依存

EAの新規生成(ランダム+進化的アルゴリズム)

ルールに合致した戦略のスクリーニング


◼ Retester(リテスター)

ここは、EAの“本物チェック”をする品質管理部署です。

Builderで作ったEAが「たまたまその期間だけ勝っていたのか?」「本当に使えるロジックなのか?」を検証する場所です。
たとえば、「2010〜2020年のデータで作ったEAを、2021〜2024年にも通用するかどうか?」というような検証ができます。

これは「カンニングで満点を取った生徒に、違うテストをやらせて本当の実力を見る」ようなもの。
本番に強いEAかどうかを見極めるには欠かせないステップです。

🔍 主な用途

Monte Carlo法などのロバストネステストもここで可

時系列をずらした再検証(Out of Sampleテスト)

スリッページやスプレッド増加の耐性チェック


◼ Optimizer(オプティマイザー)※必須ではないがやったほうが良い!

ここは、EAの“調律師”が働く最終仕上げ工房です。

BuilderやRetesterで優秀だったEAでも、設定されているパラメータが最適であるとは限りません。
たとえば「移動平均50より60の方が良かった」とか、「利益確定は100pipより80pipが安定していた」といった微調整が必要になります。

Optimizerでは、こうしたパラメータを機械的に組み合わせてシミュレーションし、最も安定して利益を出せる設定を見つけ出してくれます。

別名「EAのチューニングステージ」。ここを怠ると、あとで泣きます。

🎯 主な用途

目的関数(最大PF、最小ドローダウンなど)を設定して検索可能

パラメータの最適化(利益・勝率・リスク比率の向上)

過剰最適化(カーブフィッティング)に注意が必要

🔁 RetesterとOptimizerの違いは?

ここの2つはよく似て見えますが、目的もやっていることもまったく異なります。


Retester:EAの“構造そのもの”の信頼性を検証する場所。
たとえば、「このロジックは他の期間やブローカー環境でも通用するか?」といった、普遍性の検証が目的です。
カーブフィッティングや偶然の勝ちを見抜くために重要なステップで、信頼できるEAかどうかの判断基準になります。

✅ EAの信頼性を担保したいなら、Retesterは基本的に必須です。


Optimizer:EAのパラメーターを調整して性能をさらに引き出す場所。
ロジック自体はそのままに、たとえば「利確幅を50pipsにしたらどうか」「移動平均を20ではなく30にしたらどうか」といった、数値面のチューニングを行います。

✅ EAのパフォーマンスが「惜しい」と感じたら使うと効果的ですが、Retesterで十分な成績が出ているなら無理に使う必要はありません。


🎯 例えるなら…

  • Retester=製品の耐久テスト(壊れないかどうかをチェック)
  • Optimizer=製品の調整作業(もう少し性能を上げられないかを試す)

✅ まとめると、

両方こなすことは理想的だえすが、、必須なのはRetester

OptimizerはEAの状態や目的に応じて使い分けるのがプロの判断といえます。


◼ Portfolio Composer(ポートフォリオコンポーザー)

Composerは、複数のEAの中から“良さげな組み合わせ”を自動で構成してくれる機能です。
条件(PF、ドローダウン、取引数など)を指定すれば、StrategyQuantがそのルールに沿って
「このEAとこのEAを組み合わせれば安定しそうだな」という案を自動で作成してくれます。

例えるなら、「ドラフト候補の中から、数字だけを見て最強チーム案を出してくれるAIスカウト」。

ただし、Composerはあくまで自動で最適化された“構成案”を提示するだけです。
EA同士の動きの被りや、実戦的なバランスまでは判断していません。


◼ Portfolio Master(ポートフォリオマスター)

一方、Portfolio MasterはEA同士の相性や重なりを自分で分析するツールです。
Composerが出してくれた“チーム案”が、本当に良い組み合わせかどうかをここで深掘り検証します。

たとえば:

  • 同じ時期に同時にドローダウンしていないか?
  • 勝ってるように見えて、1本のEAだけが結果を支配していないか?
  • どのEAがポートフォリオ全体にどんな影響を与えているか?

こうした“チーム内の相互作用”や“バランスの崩れ”を見抜くことができます。

つまりMasterは、「編成案を受け取って、現場で実際に動かすかどうか決める監督」のような存在です。


✅ ComposerとMasterの正しい関係性

項目ComposerMaster
機能自動で構成案を作るEA同士の関係性を分析
処理内容条件に沿った組み合わせ提案相性・ドローダウンの重なりを確認
向いている人とにかく早くポートフォリオを組みたい人手動で精度を高めたい人
完結性単体では完結しない(Masterで仕上げる必要あり)Composerの結果を検証・修正できる

🎯 結論

Composerは“案を出す”。

Masterは“案を検証して仕上げる”。
Composerだけで完結させようとすると、勝ってるように見えて同時に全滅するような危険な組み合わせも見逃します。

必ずMasterで相性・偏り・ドローダウンの重なりを確認するのが実戦運用の基本です。


🔍 あなたのEA製作の流れを支える5つの基本

これらの5項目は、StrategyQuantXを使う上での基礎にして最大の強みです。

作る、確かめる、調整する、組む、類似を選び出す。

これらの機能を理解して使えるようになると、EA製作は単に「作って終わり」ではなく、成長しながら続けられる未来持続型の計画に変わります。

これからSQXを始める方は、ぜひこの5項目の流れを意識しながら解析してみてください。